2009年 04月 01日
言語について思うこと
今日の日記はちょっと愚痴っぽいのですが、、、
バルセロナで暮らし初めて5年目を迎える今年に入って
やっと、今まで全く興味もやる気もなかった「カタラン」を勉強しようと思い
けっこう意欲満々でした。
(一応、スペインの言語事情を知らない方のためにちょっとだけ補足説明)
カステリャーノ(カスティーリャ語)=スペイン語
⇒スペインの公用語:スペイン国内でスペイン語以外を使う地域では「自分たちの言葉ではない他所者の言葉」という意味で、南米では逆に「本場カスティーリャから受け継いだ正しいスペイン語」という意味で用いられる。
カタラン(カタルーニャ語)
⇒スペイン北東部のカタルーニャ地方の言語:カタルーニャ地方のほか、バレンシア地方、バレアレス諸島、アラゴン地方のカタルーニャとの境界地域、南フランス・ルシヨン地方(北カタルーニャ)、イタリア・サルデーニャ島アルゲル市などに話者がいる。またスペインではガリシア地方のガリシア語、バスク地方のバスク語と並んで地方公用語のひとつとされている。1975年フランコによる独裁政権が崩壊し、40年近く禁止されていたカタルーニャ語も復活。その歴史背景により、カタルーニャ人にとってはカタルーニャ語こそがアイデンティティの象徴だとも言われている。
でも、州によって(?)無料で開講されているカタランのクラスは
ちょくちょくチェックしていてもいっつも満員でなかなか申込ができない(涙)。
でも昨日まぁまぁうちの近くのCenterで一人分空きがあったので
そこのの窓口に電話してみました。
すると、、、、カタランで応対されました。
Perdon?って2、3回聞き返しても、変わらずカタランで話し続けるので
「またか・・・」と思いながら、「カステリャーノでお願いします。」
って言ったら一応その後一瞬だけはカステリャーノになったけど、
次またすぐカタラン語に変わっちゃう。
なんでこうなんの?
私はこの手のタイプの人の頭の構造にとっても興味があるのです。
カタラン語しゃべる人ってほとんどカタラン・カステリャーノバイリンガルだと思うんだけどな。
しかもカタルーニャ郊外の小さな村とかに長ーく住んでる高齢の方たちならまだしも、
バルセロナ市に住んで、そこで働いてるならカステリャーノも話すでしょ?
なのに、なんで頭の中のチップが切り替わらないの?
もちろん、道で、銀行で、スーパーで、駅で・・・どう見ても外国人の私がカステリャーノで
質問してもカタランで返してくる人がいっぱいいるのはもう知ってるし、慣れたし、
外国人だけじゃなく、他の町から来てるスペイン人だって時々同じ思いしてるのも知ってるけど、
カタラン語学ぶための教室に電話してるのに、そこの人までカタランで応対するって
どうかなーって思っちゃいました。
だってね、カタランのクラスなんだから電話かけてくる人はほとんどカタランが
できないわけでしょ?そりゃ、カタランできるけど、もっと上のレベルになるために
勉強する人もいるでしょーよ。でも、こっちがカステリャーノで話始めたら
せめてそれに合わせてカステリャーノしゃべってよっ!!って思うのです。
間違ってるでしょうか?
or
やっぱり、ここはこうなんだって諦めて流すべき?
きっと答えは後者&こっちが勉強するしかない(?)のでしょうね。
はい、だから勉強しようと思ったのです。
でも、なんかこういう事が起こるとちょっとムカっときて再びカタランへの
勉強意欲が薄れてしまうのですよ。
はい、そんな私はまだまだ未熟者です。
まあ、それはおいといて、話を元に戻すと、、、
私にわからないのはなんで頭の中のチップが切り替わらないのか?
ってことなのですよ。
日本語しかネイティブでなく完璧なバイリンガルになったことがないのでわかんないけど、、、
バイリンガルこそ相手によってチップが変わるんじゃないのかなー?
カタラン人でも私の身近な人たちは、
「最初カステリャーノで話しはじめた友達とは今でもカステリャーノで話すし、カタランで話す子とは自然にカタランが出てくる」と言う。うん、これだったら十分理解できるんだけどなぁ。これこそバイリンガルというものではないか?って思うなぁ。
だからこそ、カステリャーノも話せるくせに、
外国人を前にして・・・、
しかもカステリャーノで話しかけてる人に対しても・・・、
カタランしか出ない人ってどうしてそうなんの?ってついつい思っちゃう。
でも、そういうもんだと言われたらそれまでかもしれません。
それに、チップの切り替えが苦手な人orできない人と
あ・え・て・チップを切り替えたくない人がいるのが現状なんだろうなぁ。
カタランってのは一言語であって、方言ではないので厳密に比べることはできないけど、たとえば関西人で、誰と話そうが、どこへ行こうが関西弁が抜けないのって、これと一緒?つまりチップ切り替わってない?
いや、やっぱり違うね。言語と方言は一緒じゃないし!!!(と私は思う)
んーわからない~っ。でも、いろんな人がいるんだろうね。
とりあえず、つべこべ言う前に、そしてこういう無駄なストレスを避けるためにも
さっさとカタランの基本だけでも習得すべきですかね?
そうだね、さて気合いを入れなおしてがんばるか~。
でも・・・・・
決してここで大きな声では言えないけれど・・・
(accoの心の声)
「バルセロナ!カタランがなければもっと最高なのになぁ~。」
P.S.
昨年サラゴサに一時移り住んだとき、最初の2,3日はカタランが聞こえてこないこと、カタランの表示がどこにもないことが、すーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっごく快適に感じました。3日でそれが当たり前になったけどね。しかも、バルセロナに帰った時妙にカタランが懐かしくさえ感じました。でも懐かしいのも一瞬で終わるんだけどね。トホホ
☆海外ブログ。スペイン情報はこちら☆
バルセロナで暮らし初めて5年目を迎える今年に入って
やっと、今まで全く興味もやる気もなかった「カタラン」を勉強しようと思い
けっこう意欲満々でした。
(一応、スペインの言語事情を知らない方のためにちょっとだけ補足説明)
カステリャーノ(カスティーリャ語)=スペイン語
⇒スペインの公用語:スペイン国内でスペイン語以外を使う地域では「自分たちの言葉ではない他所者の言葉」という意味で、南米では逆に「本場カスティーリャから受け継いだ正しいスペイン語」という意味で用いられる。
カタラン(カタルーニャ語)
⇒スペイン北東部のカタルーニャ地方の言語:カタルーニャ地方のほか、バレンシア地方、バレアレス諸島、アラゴン地方のカタルーニャとの境界地域、南フランス・ルシヨン地方(北カタルーニャ)、イタリア・サルデーニャ島アルゲル市などに話者がいる。またスペインではガリシア地方のガリシア語、バスク地方のバスク語と並んで地方公用語のひとつとされている。1975年フランコによる独裁政権が崩壊し、40年近く禁止されていたカタルーニャ語も復活。その歴史背景により、カタルーニャ人にとってはカタルーニャ語こそがアイデンティティの象徴だとも言われている。
でも、州によって(?)無料で開講されているカタランのクラスは
ちょくちょくチェックしていてもいっつも満員でなかなか申込ができない(涙)。
でも昨日まぁまぁうちの近くのCenterで一人分空きがあったので
そこのの窓口に電話してみました。
すると、、、、カタランで応対されました。
Perdon?って2、3回聞き返しても、変わらずカタランで話し続けるので
「またか・・・」と思いながら、「カステリャーノでお願いします。」
って言ったら一応その後一瞬だけはカステリャーノになったけど、
次またすぐカタラン語に変わっちゃう。
なんでこうなんの?
私はこの手のタイプの人の頭の構造にとっても興味があるのです。
カタラン語しゃべる人ってほとんどカタラン・カステリャーノバイリンガルだと思うんだけどな。
しかもカタルーニャ郊外の小さな村とかに長ーく住んでる高齢の方たちならまだしも、
バルセロナ市に住んで、そこで働いてるならカステリャーノも話すでしょ?
なのに、なんで頭の中のチップが切り替わらないの?
もちろん、道で、銀行で、スーパーで、駅で・・・どう見ても外国人の私がカステリャーノで
質問してもカタランで返してくる人がいっぱいいるのはもう知ってるし、慣れたし、
外国人だけじゃなく、他の町から来てるスペイン人だって時々同じ思いしてるのも知ってるけど、
カタラン語学ぶための教室に電話してるのに、そこの人までカタランで応対するって
どうかなーって思っちゃいました。
だってね、カタランのクラスなんだから電話かけてくる人はほとんどカタランが
できないわけでしょ?そりゃ、カタランできるけど、もっと上のレベルになるために
勉強する人もいるでしょーよ。でも、こっちがカステリャーノで話始めたら
せめてそれに合わせてカステリャーノしゃべってよっ!!って思うのです。
間違ってるでしょうか?
or
やっぱり、ここはこうなんだって諦めて流すべき?
きっと答えは後者&こっちが勉強するしかない(?)のでしょうね。
はい、だから勉強しようと思ったのです。
でも、なんかこういう事が起こるとちょっとムカっときて再びカタランへの
勉強意欲が薄れてしまうのですよ。
はい、そんな私はまだまだ未熟者です。
まあ、それはおいといて、話を元に戻すと、、、
私にわからないのはなんで頭の中のチップが切り替わらないのか?
ってことなのですよ。
日本語しかネイティブでなく完璧なバイリンガルになったことがないのでわかんないけど、、、
バイリンガルこそ相手によってチップが変わるんじゃないのかなー?
カタラン人でも私の身近な人たちは、
「最初カステリャーノで話しはじめた友達とは今でもカステリャーノで話すし、カタランで話す子とは自然にカタランが出てくる」と言う。うん、これだったら十分理解できるんだけどなぁ。これこそバイリンガルというものではないか?って思うなぁ。
だからこそ、カステリャーノも話せるくせに、
外国人を前にして・・・、
しかもカステリャーノで話しかけてる人に対しても・・・、
カタランしか出ない人ってどうしてそうなんの?ってついつい思っちゃう。
でも、そういうもんだと言われたらそれまでかもしれません。
それに、チップの切り替えが苦手な人orできない人と
あ・え・て・チップを切り替えたくない人がいるのが現状なんだろうなぁ。
カタランってのは一言語であって、方言ではないので厳密に比べることはできないけど、たとえば関西人で、誰と話そうが、どこへ行こうが関西弁が抜けないのって、これと一緒?つまりチップ切り替わってない?
いや、やっぱり違うね。言語と方言は一緒じゃないし!!!(と私は思う)
んーわからない~っ。でも、いろんな人がいるんだろうね。
とりあえず、つべこべ言う前に、そしてこういう無駄なストレスを避けるためにも
さっさとカタランの基本だけでも習得すべきですかね?
そうだね、さて気合いを入れなおしてがんばるか~。
でも・・・・・
決してここで大きな声では言えないけれど・・・
(accoの心の声)
「バルセロナ!カタランがなければもっと最高なのになぁ~。」
P.S.
昨年サラゴサに一時移り住んだとき、最初の2,3日はカタランが聞こえてこないこと、カタランの表示がどこにもないことが、すーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっごく快適に感じました。3日でそれが当たり前になったけどね。しかも、バルセロナに帰った時妙にカタランが懐かしくさえ感じました。でも懐かしいのも一瞬で終わるんだけどね。トホホ
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by acco-esp
| 2009-04-01 23:35
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