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Bichito accoのスペイン大爆走

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念願かなってスペインに渡ってはや8年目。日々のドタバタ劇をありのままに綴っています。

Japan Week

前回の日記に記したとおり、エキスポで与えられるナショナルデーは一日。
しかしながら、日本はジャパンウィークと題し、ジャパンデーの7月21日から24日まで
さまざまなイベントを開催しました。

そのうちの二つをこちらでご紹介。

<Share the World 渡辺貞夫と世界の子供たち>
サックス奏者渡辺貞夫さんと世界の子供たちによるコンサート。
国境を越え、世界のみんなが手をつなぎ、かけがえのない地球を守っていこう!
というメッセージをこめた大イベント。
今回は、ギタリストの村治佳織さんも特別に出演して下さいました。
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さらなる出演者とは、ポルトガル、セネガル、日本、スペインのパーカッショングループ&スペインの合唱団。

私は、4月に渡辺貞夫さん来西のもと行われた練習を拝見していたこと、
また日本館内で心落ち着く素敵な空間を生み出してくれている公式テーマソング
「Water Colors」 が大好きであることから、このコンサートを心から楽しみにしていました。

当日、コンサート会場となっアラゴン広場は異例のひとの入りよう。
地元サラゴサの子供たちが出演するということで父兄・関係者が沢山いたこともありますが
それだけでなく、子供たちと渡辺貞夫さんのサックスの音色に呼び寄せられて集まった人も
多かったのでは?

(コンサート会場)
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まずは、地元サラゴサの小学生の合唱から。先生方の熱心な指導により、なんと
”日本語で”歌ってくれました。体育館での練習のときとは比べモノにならないほど、大きく、堂々とした歌声を会場中に響かせてくれた子供たち。暑い中本当に頑張ってくれました。

また、このコンサートに欠かせないスパイスとなっているのが計4カ国から集まった
優秀なパーカッショングループ。

<ポルトガル>
軽快なリズムに合わせ、器用に体を動かしながらのアクロバティックな演奏。
躍動感あふれる彼らの演奏には目が離せませんでした。
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<セネガル>
小さな子供から大人まで、独特の打楽器を足にはさみバチと手で器用に演奏。
途中、子供二人による華麗なダンスも披露。これぞまさに、生まれ持ったリズム感によるもの?
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<日本>
栃木県から来てくれたグループ。ブラジルゆずりの軽快なリズムとパフォーマンスを披露。
自己表現が苦手!?と思われがちな日本人のイメージをくつがえしてくれる堂々たる
演奏にエネルギーをもらいました。
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<スペイン>
地元サラゴサで、Semana Santa(聖週間)に活躍する最強のパーカッショングループ。
(Semana Santaについては2月の日記をご参照ください!)
力強く且つ厳粛な雰囲気をかもしだす太鼓の音色に地元市民による大喝采が沸き起こりました。
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コンサートの最後には、ステージ上に全メンバーが上がっての大合奏。
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音楽に国境がないこと、そして音楽を通じ、みんなが手をつなげばこんなに大きな力に
なるんだ!という事を全身で示したくれたShare the world。
心に響く最高のコンサートでした。


コンサート後は、幸運にもコンサートの打ち上げに参加させていただくことができ
渡辺貞夫さん、村治佳織さんをはじめ、パーカッションの子供たち、関係者の皆様と
夕食を共にしました。4月の練習のときは、「仕事だから・・・」とミーハーにならないよう
ぐっと我慢していましたが、今回は無礼講かな?と、しっかり渡辺貞夫さん、村治佳織さんと
写真を撮らせて頂き、これもまた素敵な記念となりました♪
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(打ち上げ会場にて笑顔でサインに応じる渡辺貞夫氏)
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さて、そんな打ち上げのさなか私たち日本館スタッフは、次なるイベントに向け
一足先にエキスポ会場に戻りました。
そのイベントとは・・・

山本寛斎氏プロデュースの「Fesitival of Life (命の祭典)」

100人近くのボランティアを募集し、市民とともに作り上げる大イベントです。
サラゴサ在住の友人も参加しているため、上記コンサートとともにとても楽しみにしていました。

・・・が、、、、、、

夜11時半開始のこのイベント、10時半ごろ会場についたときにはもうすごい人。
まったく中の様子が見えそうにありませんでした。
そこで、現地で合流した他のスタッフとともにパビリオンの屋上へ!
「私らラッキーやなー。屋上からやったらばっちり見えるやん!」と意気揚揚と
見学体制に入りました。よく見ると、他にも日本館スタッフが。やっぱりみんな考えることは
一緒やなー。

本当に、屋上は特等席で、そこから巨大な竜、はるばる日本から海を越えてやってきた伝統ある手筒花火職人の皆さんの花火演出を悠々と観覧。
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・・・・が、そのとき屋上をパトロールしていた警備員が私たちの前に立ちはだかりました。
「もっとうしろにさがって見ろ」との指示。
その場ではとりあえず素直に従い、「どうせすぐどっか行くやろし、そしたら又前で見たらええやん。」と思っていたのも束の間。数分後戻ってきて、
「屋上に居てはいけない。下に降りなさい」との指示。
なんとか駄々をこねて居残ろうとするが、こんな時に限って真面目に任務を遂行する警備員。
融通きかへんなー、全く、、、とブツブツ言いながら、仕方なくみんなでクライマックスに
使用される巨大熱気球が膨らむ様子を横目に、エレベータにて下階へ。
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降りたところは当然すごい人ごみで、小さい私にはまったく何も見えず、メインの熱気球も
いつの間にやらぷかぷかと会場上に浮いておりました。
というわけで、実はせっかくのこの大イベント、一体なんだったのかよくわからずに
終わってしまいました。がっかり・・・
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その後、これも演出か?!といわんばかりのどしゃぶり通り雨が過ぎ去ったあと、
みんなでかる~く飲みにいき、楽しくジャパンウィークが過ぎ去っていきました(完)
by acco-esp | 2008-08-01 11:56 | Expo Zaragoza 2008

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